特集/企画


那須地域ローカル桜前線を追いかける




毎年春になると、気象庁の発表する大まかな桜前線情報がTVやネットで流れます。が、ニュース報道は 「今日は○○まで北上しました!」 と最速情報の更新ばかりに明け暮れて、地域ローカルな開花具合の情報はなかなかありません。・・・で、那須近郊でのローカル桜前線はどうなのよ?ということでMAPをつくってみました。




桜は基本的にソメイヨシノを追跡。しかし那須地域はヒガンザクラやヤマザクラ、ミネザクラなどの自生株も多いので、山間部などはあまり種類にこだわらずに咲いていたら記録、という方針をとった。ちなみにソメイヨシノは人為的に接ぎ木をして増やす一代雑種のような桜なので、山奥に勝手に自生していることはない。




大雑把にいって那須地域の桜前線は那須野ヶ原の南東側から北西の山岳部にむかって進んでいく。栃木県付近は地勢上、特に那須〜日光にかけての山岳部が日本海性気候⇔太平洋側気候の境界線になっており、ここを境に気候が大きく変わる。ここでは桜前線も非常に詰まっていて、実に一ヶ月以上にわたって桜の季節が続く。




ローカル桜前線の状況(2006年)は↑このような状況だった。MAP上ではおおよそ2分咲き程度になったところを記録しており、見頃はここから4〜5日程度経過した頃になる。2007年春は暖冬の影響で1週間ほど前倒しで開花した。




那須地域の桜前線で最後に開花するのはミネザクラである。気候の厳しい茶臼岳〜南月山間の日出平付近に自生するチシマザクラに近い桜で、例年5月末〜6月初旬が見頃となる。しかし標高1800m付近の自生地は駐車場から徒歩で歩いて3時間、ロープウェイでショートカットしても1.5時間程度かかり、鑑賞するには多少の有酸素運動が必要だ。




これが、そのミネザクラ。この花が終わると、那須には初夏が訪れる。

<完>