2006.0405 桜咲く




大田原市内で早咲きの桜が咲いていたので簡単レポートヽ(´ー`)ノ




さて桜の季節の話をする前に、那須周辺でのローカルな桜前線の話をしておかなければならない。桜前線は毎年気象庁が全国の大雑把な予想図を発表している。が、よく見ると場所によっては前線の目が詰まっているところと広いところがあるのに気づくだろう。

栃木県から群馬県にかけての地域は全国的にもこの目が細かく詰まっているところである。この地域は那須連山〜日光連山〜谷川連峰にかけての山岳地を挟んで太平洋側気候と日本海側気候が分岐する境界にあたり、狭いエリア内で長く桜を追いかけられる国内でもちょっと珍しい地勢なのだ。

那須周辺ではローカルな桜前線は、4月第1週くらいに大田原〜矢板付近で早咲きの桜が開花し始め、5月の那須岳周辺のミネザクラまで1ヶ月ほどにわたって平野→山岳部へとゆっくり移動する。大田原〜那須山塊までのおよそ30kmをローカルな桜前線が移動する間に、平野を北上するグローバルな桜前線は青森〜北海道付近にまで達してしまう。そんな基礎知識をもったうえで桜を眺めると、ちょっといつもとは違う捕らえ方ができるかもしれない。




さてその大田原では、水田周辺に草花の芽吹きが始まった。




そして夜、ふと大田原市市街地で早咲きの桜が咲いているのに気が付いた。紫塚にある経塚稲荷神社のヒガンザクラである。もうほぼ満開で、開花はおそらく4〜5日前くらいではないだろうか。市内の花見の名所、美原公園などはまだ開花とまではいえない微妙なところ。ここは市内でも早咲きの部類だろう。




ところで写真のアングルがこれひとつしかないのには理由がある。三脚が無かったのでカメラを固定できる場所を探したのだが何もなかったのである(-_-)。 仕方が無いのでフリーアングルモニタの CoolPix5700 を歩道いに置いて地面固定で撮ったのだけれど、結構クルマの通りが多いことと警察署がすぐ近くなので路上で挙動不審な行動を長時間とりにくかったという次第・・・w ちなみに↑の写真は露光時間(約2秒)中にクルマが通り過ぎてライトが光線になって移り込んでしまったもの。なかなか花鳥風月するのも大変だなぁ・・・

それはともかく、いよいよ我が家の近所も桜の季節のようですヽ(´ー`)ノ

<完>