2006.07.30 梅雨明けの那須高原(その1)




仕事的に夏休みになったので、早朝の那須を流して参りましたヽ(´ー`)ノ



今年は梅雨明けが遅れに遅れ、半分グダグダになりながらも本日ようやく梅雨明けが発表された。そんなわけで夏らしい?風景を求めて牧場エリアを流してみることにした。



 

■西岩崎




さて本日は6時前に家を出て、西岩崎の那須大橋を経由して牧場エリアを目指す。今日はUVフィルタ装着で青空の色がいつもと違って写っているような気が…いや、気のせいかなw




那須大橋は、那珂川の切り立った崖を横断するように掛けられている長さ500mあまりのアーチ橋である。周囲に視界をさえぎるものがないため、那須山塊を見渡すのにはちょうどよい…はずなのだが、今日は雲が多めで視界はちょっと冴えない(^^;)




それでも日差しのある中での緑のトンネルなどはとても心地よいものである。湿度は高いが気温は20℃そこそこで、蒸し暑くはない。やはり夏の高原はこうでなくてはサマにならない。



 

■安愚楽牧場




しばらく進んで、定点観測ポイントの安愚楽牧場に入った。ここも視界が開けるので山を眺めるにはお勧めの場所のひとつだ。那須大橋よりはいくぶんマシな雲具合になってきている。

…が、雲の高さは案外低く、あまりスッキリした感じではない。これだと今日は山の上に登るのは避けて、平地を流すくらいに留めたほうが良さそうか。




牧場の柵のまわりには、無造作に植えられたニッコウキスゲが咲いていた。いつもの年なら7月中旬頃までが見ごろの花で、もう8月なろうというこの時期になるまで咲いているのは珍しい。これも長梅雨の影響なのかな。




あたりはもう蝉の鳴き声で満ちている。…夏だねぇ。



■大深堀




さらに北へ進むと、細くなった道沿いに庚申塚と念仏供養塔があった。それぞれが享和三年(1803)、天保十四年(1844)の日付になっている。このあたりは大深堀といい、昔は温泉が出たというのだが今では廃れて7、8軒ほどの小集落が残るのみである。




ここには石塔、石仏が多く集積していて、昔はそれなりに栄えたところであったらしい。そのうち歴史をひも解いてみたい気もするけれど、果たして何か出てくるのかな…




石塔のうち最も新しそうなものが日清・日露戦役の記念碑だった。太平洋戦争以降はGHQのチェックが厳しくこの種の石塔はガクンと減ってしまう。




…が、歴史ネタを調べだすと長くなるので、本日は写真ネタ優先で行こう。

さてそんな野辺には百合の花が咲いていた。この季節、百合はそのへんの山にいくらでも咲いている。それを横目で眺めながら、いつもの丘を目指していく。

<つづく>