スタックからの脱出


さて今回はいきなりエマージェンシーな状態から書いてみたい。




調子に乗って雪の中をもりもりラッセルしながら進んでいたらスタックしてしまったのである(^^;)




しかも誰もいないひろびろ空間で、ちょっと通りすがりのナイスガイに助けてもらえるような状況ではない。いやーこれは困った♪( ̄▽ ̄;)




このときの積雪深度は40cmくらい。エクストレイルの最低地上高は205oなので、状況としてはいわゆる "亀" の状態になってしまったようだ。




亀状態とは漫画で表すとこんな(↑)状況をいう。雪が車体の下に入って床面を押し上げ、車輪が浮いた状態になったものだ。サスペンションの伸び代があるので一見するとタイヤが地上に付いているいるように見えるけれども、充分な接地圧が無いのでエンジンを噴かしてもカラ回りしてしまう。どんな優秀な四駆システムがあってもこうなってしまうとどうしようもない。




…が、慌てることなかれ。こんなときはスコップで雪かきをすれば良い。

冬場のスコップはクルマの必須アイテムである。スタック脱出用には車体に傷をつけにくいプラスチック製のものがお薦めで、ホームセンターで \1000〜\2000 くらいで売っているポリカーボネイト製のものがちょうど良い。

※ちなみにT32のラゲッジスペースのボード下のスペースはちょうどスコップを格納するのに良い大きさなので、常備していても邪魔にならない。




スタックしたクルマの腹の下をみると…おお、みっちりと雪が詰まっているな。ひとまずこれをかき出してやろう。なお床下の雪はすべて取り除く必要はなく、タイヤの接地圧が稼げる程度で良い。

腹の下の雪を取り除いたら、四駆設定をロックモードにして、自分のつくった轍(わだち)を踏むようにして後退する。




するすると後退して脱出成功。いや〜良かった、良かった。




そんな訳で、四駆を買ったらスコップは是非とも常備しておきたい。これがあるのとないのとでは、生還率が全然違うぞ! ヽ(`◇´)ノ