■2005.10.30 塩原:日塩もみじライン(その2)




■ ロープウェーで明神岳山頂を目指す




さて ロープウェイ乗り場付近の白樺と紅葉が、なんとも赤と白の美しいコントラストを見せていた。




紅葉と一口に言っても、葉緑素の抜けがいまひとつでドス黒くなってしまうものから、鮮やかな赤や黄に染まるものまで木の固体によって随分ちがう。スキー場のロッジ付近は色づきのよい個体を植樹しているらしく、絵になる個体が多いようだ。スタスタと通り過ぎる前に、一呼吸おいてゆっくり堪能するくらいの余裕をもちたい。




ゴンドラ乗り場はこんな感じである。今日は客足がそれほど多くないので混雑と言うほどでもない。山頂までは直線距離で2.3kmほどあり、カラマツの林の中を抜けて登っていくことになる。この季節だと黄色く染まった広大なカラマツ林がみられる。




ごんごんごんごん・・・




ごんごんごんごん・・・




ごんごんごんごん・・・




ほどなく山頂駅に到着。ここで標高は1620mほどある。




上から見下ろす紅葉のスキー場全景。ちょっと雲が出てきてしまったけれど、見渡す限りの紅葉の風景が広がっていた。




こうしてみると、なんだか日本の景色じゃないみたいだ。




山頂近くの白樺林はもう半ばちかく葉が落ちてしまって、最後に残った赤と黄の残照の間に白い枝が目立っていた。これはこれで、趣があって美しい。




しばし、この風景を眺めながら缶コーヒーを飲んでマターリと過ごしてみた。深まる秋の風景は、喧騒と混雑の中で見るよりも、こういう雰囲気で楽しむのがいい。

※その缶コーヒーはどこで調達したの、とツッコミがありそうだが(笑)、実はゴンドラを降りるとそこに自販機があるのである。さすがはスキー場、わかっていらっしゃる♪(^^;)

<つづく>