2021.10.30 日塩もみじライン (その1)
もみじラインを走って参りました (´・ω・`)ノ
10月もそろそろ末になって、紅葉がいい感じで塩原付近にまで降りてきた。そこでカメラを片手に軽く流してみることにした。
… といっても何故かこの秋は多忙でいろいろと雑用が降りかかり、まる一日かけてドライブしている暇に恵まれない。今回も午後にちょこっと電撃訪問してみました…という感じのレポートになる。
さてこの日、午前中を雑務でよっこいしょ的に軽労働したのち、午後二時くらいになって自宅を出発、那須塩原駅から塩原方面を目指してみた。秋の日は釣瓶(つるべ)落としなどというけれど、もう西日になりかけている時間帯でぶっちゃけたところ光線具合も良くない。
しかしまあそこはそれ。春の桜と秋の紅葉は時期を一週間逃すと残念なことになってしまう。行けるときに行っておくべきなのだ♪
途中、高林集落で高林寺の銀杏をチラ見した。黄葉がいい感じになっている。10月月頭から色づきがはじまっていて、たっぷり1ヶ月経過しているのだがまだしばらく見頃を保ちそうだ。 "黄葉" って案外長持ちなんだな。
関谷からはR400に乗って塩原温泉を目指していく。もうこのあたりの楓はいい感じに染まりつつある。
■ 回顧の吊橋
さて本来ならここでもみじ谷大吊り橋に向かうのが定番なのかもしれないが、猛烈に混雑していることがわかっているので敢えて避けて、回顧の吊橋を目指してみよう。
回顧の吊り橋はもみじ谷大吊り橋のある塩原ダム湖の北端にあり、紅葉の見頃としてはほぼ変わらない。遊歩道を歩いて谷底まで降りるので、それを面倒だと思う観光客はあまり立ち寄らず、ちょっとした穴場となっている。
この付近は紅葉チェッカー(もみじ谷大吊橋)でみると最低気温 5℃未満が5日、3℃未満が3日の累積日数となっており、そろそろ見頃といって良さそうな状況にある。
…が、駐車場に入ってみると、なんと遊歩道が工事中ではないか!w
渓谷の底に降りられないのはちょっと厳しいぞ。
とはいえ駐車場の周辺の楓はいい感じで色が乗っている。ひとまずはこれでヨシとしようか。
周囲を見渡すと、楓以外の "黄葉の木々" の色づきもちょうどいい感じで鮮やかさを増しているようだった。このあたりはコナラの樹が多く、そこにいくらかブナが混じる。楓の赤にくらべると微妙に地味なところはあるけれど、今日の色づきはなかなか良さそうに思えた。
■ 大網~箒川ダム~福渡
さて次は、がま石トンネルを抜けて大網~箒川ダム方面に抜けてみよう。
トンネルを抜けると大網園地…なのだが、ここも工事中…というか、事務所兼資材置き場となっていて一般車両は入れないようだ。
余談になるがさきほど抜けた "がま石トンネル" は計画の1/3のみが完成していて、2期工事、3期工事が別途進行中である(最終的には福渡まで一気に抜けられるようになる)。ここはその関係でキープされているらしい。
箒川ダム脇の遊歩道駐車場は空いていたのでちょこっと寄ってみた。もう西日が傾いてきてダム湖は影になってしまっている。あと1時間、早めに来ておきたかったな。
順光であれば色鮮やかに写る渓谷の底も、ちょっとこの時間帯では厳しい。
時間もないのであまり長居はせずに渓谷を上流に向かって遡り、福渡を経由。ここの紅葉もなかなかいい感じだなのだが、駐車場所がないのでゆっくり堪能するに及ばず。
■ 塩原ビジターセンター
次に訪れたのは塩原温泉ビジターセンターであった。塩原は渓谷の底に細長く連続する温泉地のため、広い駐車場が確保しにくいという特有の問題がある。その中にあって、このビジターセンターは比較的収容力のある無料駐車場があるのでちょうどよい休憩場になる。
付近の気温状況をみると最低気温の累積日数は5℃未満が7日、3℃未満が3日でちょうど見頃に入ったあたり。もみじ谷大吊橋とあまり変わらないんじゃないの……という感じなのは、今年はいきなりガクンと10℃も気温水準が下がったので、多少の標高差など関係ないくらい急激に紅葉スイッチがONになる条件が整ったということらしい。
そんなわけで、色づきはいい感じになっていた。
ちょうど良い駐車スペースがあるためか、ここは即席の撮影会場のようになっていた。 ビジターセンターの建物に入っている人よりも紅葉の木々に群がる人の方が多い。 まあ気持ちは分からないでもない、なにしろ筆者もそのうちの一人なのだ(笑)
この付近には赤みのあまり出ない黄色に染まる楓が何本かあり、赤い楓とのコントラストが面白い。
赤色の木々はちょうど立ち上がりからピークに差し掛かりつつあるようだった。地面に落ちた葉はまだ少なく、見頃のちょうどよい時期といえる。
もうすこし日が高いうちに来ていたなら、ゆっくりと散策したいところだが……本日のメインディッシュはもみじラインなので先を急ぐこととしよう。
■ もみじラインへ
そんなわけで温泉街はすっ飛ばして奥塩原方面へと進む。時計をみると午後3時……これを 「まだ3時」 と見るか 「もう3時」 と見るかは微妙なところだが、日は確実に傾いてきている。
しかしここは進撃の一択のみ。小田ヶ市のT字路からもみじラインに乗って、いざ征(ゆ)かん峠の道へ♪
(つづく)