写真紀行のすゝめ:お出かけとか
宿での作戦行動
前回までは宿の予約について書いてきたので、今回は遠征で宿に入ったら…ということで多少書いてみることにします。…なんだか少々内容がダブりそうな気もしますけど(笑)
何よりバッテリーだ!
さて撮影旅行で宿に入ってまずすることと言えば…もちろん、風呂とか食事ではありませんよね。デジカメ撮影では何より
バッテリーの充電を最優先
にしなければなりません。機種によっては充電容量が小さく(または消費電力が大きく)、1日の行動を支えるのに3個以上消費してしまう場合もあります。充電器はふつう1台でしょうから手際よく充電していかないと翌日が大変なことになってしまいます。
筆者の場合、主力機 Nikon D300 では EN-EL3e という 1500mAh のバッテリーを使っています。これはフラッシュを多用しなければ1回の充電(約2時間)で1000枚以上撮影でき、筆者の撮影密度だとおおよそ1日1個を使い切る程度の消費具合です。通常は2個携行して、夜間に1個ずつ充電してサイクルを回しています。大量に撮影した日は電池も2個目に突入し、充電も2連チャンになりますが、チェックイン直後に1個目、就寝前に2個目をセットしておけば朝までには満充電となっています。これが3個以上なったら…フル充電までざっと6時間以上(笑) …こうなるとちょっと考えちゃいますね(^^;)
ところで人によっては予備バッテリーは7、8個常時携行、充電器も3セット持ち歩いている…なんて人がいます。テント持参で数日間山でビバークするような人はコンセントの使えるタイミングで大量充電する必要があるのかもしれませんが、どんな撮影スタイルなんでしょうね?(^^;)
天気予報のチェックと翌日の予定確認
充電セットの次にすることは、天気予報の確認です。雨や雪が降りそうだったら行先の変更や日程の前後の入れ替えなどを検討するわけです。簡単なようですが、結構悩ましい判断を迫られる場合があります。
天気予報はインターネットが使える環境ならメッシュ予報や雨雲の分布(衛星写真)を見ておきたいところですが、設備の無い宿ではTV の天気予報等で判断します。いずれも難しそうなら市外局番+177 で電話版ローカル天気予報を聞いておきましょう。チェックするのはピンポイントな天気ではなく全体の傾向で、たとえば西から雨雲が近づいてきているなら朝のうちに青空をバックに遠景を撮って、午後は近景中心に古い町並みを攻めよう…などとおおまかな意思を決めておきます。
上の写真は京都の山岳部を巡った時のTVの天気予報画面ですが、「晴れるか、雨か、曇りでしょう」 などという意味不明の予報内容で、どーーしろっつーんだよ!…とお天気お姉さんにツッコミまくったのを覚えています(笑)。このときは前日の夜には決断ができず、早一番の予報まで待ってもハッキリとした予報内容にならなかったので、最終的に初志貫徹で予定どおり出発しました。(雨には遭いましたが最終的には晴れて結果オーライでした ^^;)
…まあいずれにしても出発判断は自己責任になる訳ですが、何の情報も持たずにドツボにハマったのと、たとえ不十分にせよ何らかの情報をもとに自分で判断を下したのとでは、やはり納得の度合いが異なります。つねにベストな判断が下せる訳ではありませんが、せめてベターな判断を目指したいところです。
脱皮 ヽ(´ー`)ノ
そして、脱皮しましょう。なんだよ脱皮って!…という方もいると思いますが(笑)、文字通り服(および不要な装備品)を身から外すのです。不要装備には途中で買ったお土産とか見学先で入手した資料本も含みます。特に書籍は容積の割に重いので、早めに分離しておいたほうが得策です。分離した荷物はまとめて宅配便で自宅(自分宛)に送ってしまいましょう。期日指定で旅行最終日以降を書いておけば、一人暮らしの方でも自分宛の荷物を受け取れます。
このスタイルは仕事で出張(1〜2週間単位)を繰り返していた時期に自分なりに軽量化のために始めたことで、極端なケースでは荷物をすべて別送にして帰路はカメラだけ片手に車窓写真を撮りながら帰ってくることもありました。これがもう、超らくちんなのです。脱皮のタイミングは荷物の量によってさまざさですが、3〜4日程度の撮影旅行であれば2日目の夜くらいに1回行えば後半の移動がかなり楽になると思います。
脱皮品は、ガラス細工や精密機器を含まなければそれほどパッケージングに凝る必要はありません。筆者の場合、コンビニで\300くらいで売っているPPバッグに、脱いだTシャツなどをクッション代わりにしてお土産品や旅先で買った資料本などを入れ、ガムテープで口を塞ぐ程度です。これをホテルのフロントに持って行き 「宅配便を出したいのですが」 と言えばコンビニと同じ要領で発送できます。 費用は千円少々かかりますが、旅の後半ずーーーっと荷物を抱えているくらいなら、この程度の負担で余計な荷物を別送できるメリットの方が高いと筆者は思います。
余談:荷物集配所としてのビジネスホテル
レジャー用途で 「泊まるだけ」 のお客さんからはほとんど見えていないかもしれませんが、ホテルには荷物の集配所としての機能があります。特にビジネスホテルはこういう業務に長けていて、工事関係者などが長期滞在しながらパーツや工具類、資料等を送ったり受け取ったり…ということを頻繁に行っています。もちろんホテルで受け取るのは宅配便で送付できる程度の荷物に限られていて、大型資材は現場に直送になる訳ですが…(^^;)。
ビジネスホテルにはスーツにネクタイ姿の宿泊客ばかりがいる訳ではありません。地方のビジネスホテルに滞在している客層は建設業界や設備関係の人の割合が高く、会社のロゴの入った作業着姿を多く見かけます。こういう人たちが、日々の進捗報告や作業指示の授受をメールで行い、必要なパーツや工具を要求して受け取ったりしています。撮影旅行で泊まった部屋にあったインターネット設備やフロントの集荷スペースは、本来そういう用途のものなのです。
そうやって構築されたインフラに、道楽としての "撮影旅行" なるものが乗っているのは少々可笑しいところもありますが、産業インフラは "使ってなんぼ" の側面がありますから、大いに利用させていただきましょう。なにしろ我々だって正規の宿泊客なのですから♪
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