サウンドノベルプレーヤー 「のべ〜る」

【ゾウリムシでもわかるサウンドノベル制作講座】



■ 第03回:基礎編B 改ページと絵の表示

くににん「さて今回はページをめくる処理を追加しよう。なにしろ・・・」
フィー「格好悪かったですからね、あの画面」
くににん「つまり↓これな訳だけど」



フィー「次のページで表示してほしい章のタイトルが、画面の最後に1行だけ入ってし
まいました。」
くににん「オート改ページに任せっぱなしだと、文章の行構成によってはこういうことになる。
そんな訳で、今回は好きなタイミングで改ページしてみよう」
フィー「どうするんですか」
くににん「ページをめくりたいところで #page と記述すればいい」
フィー「すごく安直なんですね・・・」


*TOP:

■それはまたしても突然に決まったのさ♪;
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それは98年の10月も半ば・・・・私の勤務する某半導体機器メーカーの
技術部門のことであった。#w そう・・・・毎度のことながら金曜日の夕刻・・・・
魔の時間帯だ。#w ;
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隣の課の上司「長野が大変だという話は聞いているかね」#w ;
私「・・・・その件なら、既に修正解を計算して現地に送ってありますが」#w ;
隣の課の上司「どうもうまく行かぬらしい。なぜだろう」#w
#page

私「あの旧型マシンを手直しで再生というのは元から無理があるのでは」#w ;
隣の課の上司「泣く子とお客には逆らえぬ。現地へ行ってくれるかね」#w ;
私「・・・・今からですか」#w ;
隣の課の上司「無論だ。」#w ;
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・・・・重苦しい沈黙。#w ;
ああ、こうやって何度週末が潰れてきたことか。#w ;
さすがに毎回これではかなわない。#w ;
平和な休日のために、ささやかな抵抗を試みてみよう。#w ;
#page

私「あいにく本日は直属の上司がおりませんので私だけの判断では」#w ;
とても偉い上司「あー、その件は私が了解した。行ってくれ給ゑ」#w ;
私「・・・・あううう」#w ;
#page

■長野への道;
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そんな訳で長野県に向かうこととなった。#w それも金曜日、土曜日と半分徹夜に
近い仕事を終えた翌日、日曜日に・・・・。#w 普段でも社内は社内で忙しいというのに、
休みもなく翌週の仕事へと突入してしまう。#w これで「働く喜び」とやらを感じる
人間がいたらそれはマゾに違いないと思うのだが、ここではあまり追求しない
ことにしておこう。#w ;
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なにしろ、壁にミミーちゃん、障子にメアリーちゃんだ。#w
日本国憲法に詠われた基本的人権とやらは、その及ぶ範囲にムラがあるのだ。;
;
【とりあえずここまで】

#halt




改ページ



フィー
「あ、ちゃんとページが切り替わってます!」
くににん「ではここで、ちょっといたずらをしてみよう。#page の前に、こんなコマンドを書い
て実行してみると・・・」

#g_load BG back_02.jpg
#page



改ページ


フィー「背景が変わりました・・・!」
くににん「#g_load は画像を読み込むコマンドなんだ。さっきの例は背景画面(BG)に
back_02.jpg という画像を読め、という意味になる」
フィー
「背景画面て何ですか?」
くににん「今は、"次に表示する画面を入れておくところ" とだけ理解していればいい。
ディスプレイには直接表示されないけれど、のべ〜るは内部的にそういう画面
を持っているんだ」
フィー
「back_02.jpg って、最初からおまけで付いてくる背景画像ですよね。自分の好
きな絵や写真を表示するにはどうすればいいんですか」
くににん「フォルダ Gdat に jpeg か bmp の形式で入れておいて、上記と同じ方法で
表示すればいい。ネット配布を考えるなら容量の小さなJPEGがお勧めだね」
フィー
「ということで、次回に続きます〜」




【今回のまとめ】

1) 改ページは
#page と記述する

2) 画像を読み込むのは #g_load BG ファイル名 (画像はフォルダ Gdat に入れる)

3) 読んだ画像は改ページすると表示される