■2005.11.04 皇居(その2)







さてもうしばらくうろうろと歩いてみた。人は居るには居るけれども、人口密度としては極めてまばらである。居てものんびりと休憩しているばかりで、本当に憩いの空間といった感じである。

みれば 公園内で胡弓の練習をしている人がいた。練習とはいっても十分聴くに値するレベルで、遠くにクルマの騒音がゴォォ・・・と低く響いているなか、不思議にこの胡弓の音色はよく通って聞こえてきた。しばし、聞き入ってみる。




時計をみると、そろそろ打ち合わせタイムであった。もうしばらくゆったりしていたい気分だったけれど、ビジネスはビジネスで済ませないといけないので、休憩タイムはこのへんで切り上げよう。



■ 日が暮れて




…で、一仕事が終わった夜。オフィス街の並木の微妙に色づいた葉が、人工の光に照らされて不思議な色彩を放っていた。おお、こういう夜景も悪くないね。




帰宅時間のオフィス街は、タクシーの列とむさいおっさんの群れであふれかえる。
必然的にアオリ写真ばかりになるのは、そういう余計なものを画面から追い出したいためなのだが…まあご愛嬌ということで(笑)




これが黄色系ではなく赤系の紅葉だったらもっといい絵になるかもれないけれど、不思議なことに黄色くなる樹種ばかりが目立った。もしかすると皇居の銀杏に合わせて樹種を選んでいるのだろうか。

…といっても、オフィス街に似合う紅葉の木というのは、ちょっとピンとこない。神社仏閣なら赤でも黄でも褐色でも、それなりにイメージが湧くのだけれど(^^;)




東京駅に戻ると、駅舎がライトアップされてオフィスビルの中に浮かんでいた。





近代とレトロの入り混じった、不思議な風景だな・・・と思いつつ、帰路に。

なんだかオチがうまくつかなかったけど、まあ仕事ついでの散策なので、こんな感じです♪

<完>