2006.0304 大田原:ザゼンソウ群生地 (その3)







さて水田と山林の連続する丘陵地を抜け、羽田沼に到着。




おお、いたいた。ここは白鳥や鴨などの越冬地として割と地元では有名な沼なのである。開拓農地によくある人口の溜池ではなく、正真正銘の天然の沼だ。




この時期、鴨はそこらじゅうで見られるので、必然的に被写体としては白鳥狙いということになる。…が、そんな人間の都合は鳥には関係ないらしく、のどかに昼寝をしている奴が多い(^^;)




ちょっと場所を変えて、寝ていない白鳥の群れに近づいてみた。微妙に灰色がかって見えるのは幼鳥である。灰色といっても越冬も終わりに近づき、ほとんど親鳥と同じくらいの白さになってきている。ちなみにここで越冬しているのはほとんどがコハクチョウである。カムチャツカ半島の方から北海道を経由して渡ってくるらしい。




ときどき、ウーン…と首を伸ばしてバタバタと羽ばたいてみせる。なかなか絵になるアングルでは撮れないのだが、これは偶然うまくその瞬間を捉えた一枚。




せっかくなので鴨もアップでw。これはオナガガモかな。




かなり重装備のバードウォッチャーがじーーーーっとシャッターチャンスを狙っていた。いま流行?のデジスコな人はほとんどいない。みんなお金持ちだな…(^^;)




カメラ列の向いている先は、どうやら離陸用滑走路になっているエリアらしい。ときどき群れ単位でダダダダ〜っと白鳥が離陸していく。




デジタル一眼だから追えるけれど、起動や合焦点の遅いコンパクトデジカメでは飛翔する鳥を追いかけるのはちょっとつらいかもしれない。




右の足を出して、それが沈まぬうちに左足を出して、さらにそれが沈まぬうちに右足を…という 「水上を歩くためのインチキ論理(笑)」 を彷彿とさせる離陸風景。明るいレンズでシャッター優先で撮影すればもう少し臨場感のある画が撮れるはずなんだけど・・・まあいいかw




300mmで目いっぱいアップに撮影した白鳥。もう一声、500mmクラスの望遠があればなぁ・・・と思いつつ、財政難を嘆いてみたり。




そんな訳で本日のドライブは終了♪ ヽ(´ー`)ノ




【おまけ】



羽田沼の湖畔で売っていた大判焼き。・・・そういえば受験の季節もそろそろ終わりなのであったw

<完>