2013.09.12 水陸両用バスで川治ダムをクルーズ
水陸両用バスに乗って参りました (´・ω・`)ノ
さて今回は道の駅:湯西川から出ている水陸両用バスでダム湖クルーズをしたレポートである。…といっても最近は毎度毎度満員御礼で乗り損ねてばかりなので、少々古いけれども2010年の同じ日付の記録から書き起こしている。たまには古いネタも消化してあげないとどんどん埋もれていってしまう訳で、まあ1095日ばかりのタイムラグについては少々目を瞑って戴きたい(ぉぃ^^;)
■ 実はたまたま五十里湖畔へ行ったのだが
さてこの日、秋雨前線がごにょごにょと機嫌を損ねていてどうにもスッキリとした空模様ではなかったのだが筆者は会津西街道を適当に流していた。これといった理由は特に無い。そこに道があれば道を走り、道がなければそれなりに走るのがX-Trail乗りというだけの話である。ちなみにこれは干上がった五十里湖の湖底で、なぜそんなところを走っているかといえばやはり特に意味はなく、そこにダートがあれば以下省略(笑)
…で、道の駅:湯西川で蕎麦でも食って休憩してみようか…と立ち寄ったところ…
たまたま覗いてみた水陸両用バスツアーで、キャンセルによるらしい空席があったのである。
このツアーは国産第一号と言われる業務用水陸両用車でダム湖をクルーズするもので、ダムサイト見学と併せて1時間程度で戻ってくるお手軽なものだ。ただし行楽シーズンになると競争率が高く、1日5便出ているツアーは毎度毎度予約でほぼ満席になっている。夏休みの子供達などは大喜びであるけれども、チケットをとるお父さん達は修羅の競争を勝ち抜かねばならないという点でナカナカに大変なのである。
それがほんの偶然で棚ボタ式に空席がGETできるというのだから、これは神の啓示に従うのが正しい紳士のとるべき道であろう。…せっかくのチャンスはおいしく戴かねば♪(^^;)
■ これが水陸両用バスだ!
そんな訳でチケットをGETしたら場所取りを兼ねて30分前からバス停で待つ。・・・と、まもなく一つ前の組がツアーを終えて戻ってきた。おお、これが水陸両用バス♪
デザインセンスは思いっきり無骨というか、スポーツ感覚とかお洒落感覚とは無縁のような印象をうける。聞けばこれを設計したメーカーは自○隊の輸送車両を作っている会社なのだそうで、言われてみればデザインも何となくミリタリー寄りの雰囲気がある。これでタイヤを8輪くらいにして装甲板を取り付ければ渡河作戦や上陸作戦にも使えそうな気がしないでもなく、民需でカムフラージュしてちゃっかり要素技術を開発しているのだとすれば頼もしくて実によろしい(え? ^^;)
後ろに回るとスクリューがみえた。陸上走行時は上に跳ね上げておくようで、舵板が見えないとこをみるとスクリューユニットの姿勢を変えて操舵する方式かな。
乗り込むときは折りたたみ式のタラップがウィーン…と出てきて、えっちらおっちらと登る。バリアフリーなんて寝言は端(はな)から考えていない漢の仕様である。・・・というか、喫水線より下側に切り欠き構造を作れないのでこうなっと思えばよいのだろうか。
「どのあたりの席がいいですかね〜?」 と乗務員氏に聞くと、「前か、後ろだねぇ〜」 …と、禅問答のような答えが帰ってきた。ぞろぞろ人が乗ってくる中で逡巡している暇は無く、ここは筆者の独自判断で後ろ側をとることにする。
後ろを選択したのは、一見すると前側の席のほうが視界が利くように思えるけれども、実はタラップを格納するとこれが邪魔になって正面が見えにくくなるように思えたためだ。後部座席で床が一段高くなっているところに陣取るのが、実はいちばん視界の自由が利くように思う。(…といっても、それほど大層な差を生じるわけではないのだが ^^;)
■ いざ出発♪
そんな訳でさっそく出発である。行く先は4kmほど離れた川治ダムのダムサイトになる。まずは五十里湖に沿ってR121を南下していく。ここは普通のバスとして走っていく区間だ。
渇水期なのでダムの水位が低いけれども、悩んだところで水が沸いてくる訳ではないので気にしない(^^;)。クルーズコースはダム壁に比較的近いところだそうで水深は問題ないらしい。
湯西川ダムが完成した現在ではクルーズコースは湯西川ダムがメインになっているそうだが、このときは川治コース一択であった。ツアーデスクのある道の駅:湯西川からR121を五十里湖に沿ってバスで南下し、トンネルを経由して川治ダムに抜ける。ここでまず川治ダムのダムサイトを見学して、その後にダム湖に入って15分ほどクルーズし、再度上陸して戻るというものだ。
ガイドのおっさんはなかなかシニカルなギャグセンスの光るナイスガイである。水陸両用車の薀蓄などを楽しく解説してくれる。いちいちここでは話の内容は書かないけれども 、免許については大型免許と船舶免許を両方もっていないと運転できない云々…のくだりの話は面白かった(^^;)
やがて、川治ダムに到着した。
■ 川治ダムを内部を歩く
さてダムに到着すると、国交省の警備官氏が登場した。ここからはの警備官氏が案内してくれることになる。普段は一般人が入ることのできないダムの内部、およびダム壁の管理用通路(キャットウォークというらしい)を見学させてもらえるのである。
ダム内部は普段は一般人の受け入れを想定した構造にはなっていないので、安全のためにドカヘルを着用することになる。
さて展望台からみる川治ダムはこんな感じである。ダム壁の高さはなんと140mもある。黒部ダムの186mには及ばないけれども国内では4番目に高いそうで、どうやら霞ヶ関ビルにほぼ匹敵するらしい。形式は黒部と同じアーチ式で、凹面型に湾曲したコンクリート壁で両岸の岩盤に水圧を分散して支えている。
あまり身を乗り出すと危険なのだが、目一杯腕を伸ばして下の様子を撮ってみた。ヘルメットなど被ったところで、落ちたらもう一巻の終わり感が半端じゃない(^^;) ちなみにこれからダム壁の内部を通って、あの壁面のメンテ用通路を歩くのである。
ダム堤内部の上下移動はエレベータで行う。狭いので何組かに分かれて降りる必要があり、自然とグループ分けされてその塊ごとに進んでいくことになる。
降りてみると、ダム堤の内部は防空壕のような感じで通路が巡らされていた。単にでっかいコンクリートの壁があるわけではなく、内部には管理用のこうした構造がいくつもつくられている。湿度は非常にたかく、壁面は結露して水が滴り落ちていた。
気温は16度。地中に潜っているのと一緒で年中変わらないのだという。
こちらは分岐して岩盤の中をいく通路。よくみると霧が立ち込めている。うひょー。
…などと言っている間に出口に到着した。
おお〜、ダム壁のど真ん中だ〜♪ ヽ(´・∀・`)ノ
それにしてもダムの中の人というのはとんでもないところで仕事をしているんだなぁ…
見ればエレベータで分かれた先行組がいる。…というか、ダム壁の "どれだけ巨大なんだよ感" が半端ではない。奥に見える管理棟らしい構造物は窓は二段しかみえないが高さは三階建ての学校校舎くらいに相当している。それが遠景でみるとマッチ箱を貼り付けたようにしかみえない。
ちなみに通路の床面はペラペラのグレーチング(網目板)で、奈落の底まで非常によく見える。…真面目な話、高所恐怖症の人にはお勧めして良いのかどうか迷ってしまいそうだ(^^;)
見上げれば、コンクリートの壁が大きくせり出して、のしかかってくるようだった。係員氏曰く 「水圧を支えるために壁面は上下にも湾曲しているんです。だから上から物を落としてもここには来ないで外側を落ちていくんですよ。」 とのことであった。
数あるダム形式の中で最もコンクリートの量が少なくて済むというこの形状は、工学的には経済的で合理的な選択肢ということになるのだろうけれども、一見学者にとっては巨大な曲面による不思議感覚のワンダーランド…という解釈をしたほうがより直感的に面白みを感じられる。…こんなものを人間がつくってしまうのだから、土木エンジニアというのは大したものなのだなぁ。
…などと感慨にふけっている間に、時間となってバスに戻ることとなった。本日のメインディッシュはダム湖クルーズなので、あまりここでゆっくりしている余裕はないのである。
ふたたび巨大なダム堤の内部を戻っていく途中、ピラミッドの大回廊のような空間を見た。どうやらダムの底のほうに降りていく通路だそうで、探検したらさぞかし面白いだろうな…などと思ってみたものの、ここは見学コースにはなっていないらしい。うむむ。
…ということで、地上に戻ってふたたび水陸両用バスに乗り込む。次はいよいよダム湖である♪
<つづく>
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