■2005.11.13 塩原温泉郷:竜化の滝(その2)




■ 竜化の滝に箒川ダムからアプローチする




さて今日の最大の目的地は竜化の滝である。混雑具合からみて直近の駐車場はかなり絶望的だろうと踏んで、今回は箒川ダム脇の駐車場からアプローチしてみる。




ちなみにに駐車場と遊歩道の関係はこの(↑)ようになっている。平地が少ない谷の底なので、竜化の滝の専用駐車場は福渡盆地側につくられているのだが、反対側の箒川ダム駐車場(塩原渓谷遊歩道の起点)からアクセスしても、実はそう非現実的なほど遠いわけではない。歩く距離にして300m、4分程度余計にかかる程度である。




余計に歩くコース(遊歩道ではなくR400)は、紅葉の綺麗なエリアなので、あまり損をした気分にはならない。眼下の箒川の水面は、色づいた落ち葉が水流に沿って流れ、綺麗な模様を描いている。これがゆっくりと流れながら形を変えていくのが面白い。




写真では見にくいが、渓谷の左右の絶壁からひらひらと落ち葉が舞っているのが見える。川面には白鷺が一羽いて、ちょっと風流な風景であった。




駐車場から400mで、箒側の流れは左にぐいと向きを変える。その先に見えるのは布滝である。滝と呼ぶには少々微妙で、筆者的には "荒瀬" くらいじゃないのという感じなのだが(笑)、まあそれは置いておいて、この渓谷部分はなかなかに絵になるスポットである。

※クルマがすぐ横を通りぬけていくので交通安全には注意されたい。




やがて抛雪(ほうせつ)の滝の横を抜ける。抛雪とは 「雪を投げ打つ」 の意で、この上流に竜化の滝がある。かつて難所といわれた左靭(ひだりうつぼ)の断崖はちょうどこのあたりにあたっている。




その抛雪の滝のすぐ裏側に、幅1mもない細い歩道が伸びている。ここが竜化の滝へと続く遊歩道の入り口である。




■ 遊歩道を行く




さてそれでは遊歩道に踏み込んでみよう。階段を登ると、福渡から伸びている遊歩道と合流し、抛雪の滝のすぐ上に出る。




その上流にむかって、延々と道が伸びている。実はこの遊歩道は、クルマの通れる仕様に改められる以前の古い道の一部が転用されている。細い吊り橋や崖を這うような難所がつづき、かつては馬が通ることができず徒歩でようやく越えられる程度であったという。




しかし入り口は狭く地味ながらも、渓谷の懐は深い。両岸は切り立った崖で、光はほとんど射さないものの河原は広い。サワサワと水の音だけが響くとても静かな谷だ。




歩道は水の流れを縫うように続いていく。手を伸ばせばすぐに水に触れられるくらいの高さだ。




やがて高さ10mほどの風挙の滝が見えてくる。いったい全体では何段分の滝になっていることやら。目指す竜化の滝は、さらに200mほど奥になる。


<つづく>