2007.04.29 そろそろ新緑の那須(その2)







さて屁理屈は置いておいて、福島県境側に北上してみる。余笹川沿いでは桜はピークを少し過ぎたくらいでまだまだ見頃である。フライングで始まった桜の季節も、もう今頃になると例年どおりのタイムスケジュールに戻ったといっていい。ただし大方の観光客はGWには 「新緑」 を求めてくるのであって、桜をみようと思ってくる人は少ないだろう。せっかく咲いている桜も 「へー」 とか 「ふーん」 の一言でスルーされてしまって若干の同情は禁じえない(^^;)




すこし進んで大島付近の丘陵地帯。いつもならトウモロコシの作付けをしている頃なのだが今年はまだ土を起こしていない。これはこれで広々感があっていいかもしれない。雲具合は・・・青空率30%未満でちょっとよろしくない状況になってきた。




まあ視界が通るだけマシと思うことにしよう。




ここでいつものように山側に寄ってみることにした。




定番のマイスポットヽ(´ー`)ノ 毎年今頃になるとタンポポ具合がイイカンジなのである。これでピーカンの青空だったら最高なんだけどなぁ。




空はカットして花だけを強調しようと思い、望遠開放気味で前後をぼかして撮影してみた。距離感の演出としてはまあこんなところか・・・♪




クルマの通行量としてはそれほどでもないけれど、どうぶつ王国にそれなりの入場者があるようでいつもの牧草地は臨時駐車場と化していた(^^;) これ以上山側に寄ると那須甲子有料道路経由の観光渋滞があるかもしれないので脇道経由で帰踏フェーズに移行した。




牧草具合はいい感じなのになぁ・・・ええい雲めヽ(`◇´)ノ




ここも定番スポット。トラクターの乗り入れ口から5mほど牧草地に進入して山を背景に撮っている。どこかのクルマのCMみたいに爆走すると牧草地荒らしになってしまうのでやりすぎはしない(^^;)。




さてせっかく10-20mmをもってきているので青空の見える方向で1枚。ワイド端10mmでもアオリをいれずに真っ直ぐ撮る分には歪みは少ない。




被写体に寄ると広角特有のデフォルメ感がでてくる。でも花鳥風月写真でこの効果を生かすシチュエーションがどのくらいあるかというと…微妙だなぁ。




10mmで撮る牧草地。やはり広い。薄雲ではなく高層のウロコ雲などなら広角で面白い遠近感が出るかもしれない。




・・・戻ってくると、なぜかそのタイミングで雲がほぼ完全に消えて 「なんだよー!」 という状況になった(爆)。↑これは自宅付近の水田からみた夕日。空気中に埃や水蒸気が多いいわゆる 「ガスった空」 なのがうまくフィルターとしてはたらいたのか、太陽の輪郭が白トビせずに捕らえられた。CCDが飽和しやすいカメラだとなかなかこうは行かない。・・・まあ、せめてもの天の恵みとして解釈しておこうかな。

<完>