写真紀行のすゝめ:お出かけとか


ビジネスホテルってどうよ


今回はビジネスホテルについて書いてみます…(´・ω・`)



価格と機能重視ならビジネスホテル


ビジネスホテルは素泊まりが基本で、自由度の非常に高い宿泊施設です。もともと急な仕事で飛び回っているビジネスマンをターゲットにしていて、遊びの部屋数を多めに見込んで作られているため前日、当日の予約でも割と簡単に部屋が取れます。

立地は駅や空港、幹線道路の近くが多く、景観の良さよりも交通の利便性の良いところに建っています。一般旅行者にもよく利用されていて、大手旅行会社の格安パッケージツアーに組み合わされているのも実はビジネスホテルが多かったりします。

部屋の面積は高級旅館の1部屋を3〜4分割した程度の狭さ (広さ…とはたぶん言わない ^^;) で、面積単価でみると実は割高なのですが、人数割りすると一人あたりの宿泊費は安価に設定されています。シングル部屋の比率がリゾート系ホテルより高いのも特徴で、単独旅行でとりあえず寝るだけという用途なら利便性はダントツといえるでしょう。部屋の作りはベッドがひとつと椅子1〜2脚、簡易テーブルにクロゼット、ユニットバス程度で、付随設備としてTV、電話、小型冷蔵庫くらいは必ず付いています。

筆者は思い立ってふらりと旅に出るときは大抵ビジネスホテルの安宿を探します。最低限、バッテリーの充電が出来て風呂に入れれば良いので設備は最低クラスで十分。ビジネス宿なのでネット環境も普通に使え、最近ではTVモニターを兼ねたPCが各部屋に備え付けられたところも増えつつあります。

予約は電話またはインターネットで行いますが、合理化が徹底しているので早朝出かける前にWEB予約をしておき、予約完了画面をプリントアウトして持っていくと 「こーゆー者です、よろしく」 だけでチェックインが済んでしまいます。




過度なサービスは期待してはいけない


ビジネスホテルでは基本的にホテルマンはフロントに最低限の人数が詰めているだけです。チェックインすると部屋の鍵を渡され 「○○階です、エレベータはあちらです」 と言われる程度で、部屋までの案内はありません。避難経路等の説明もほとんどなく、部屋に書いてある注意書きを勝手に読め、というスタンスです。これはまあ、人件費を最低限に抑えている結果で、ある程度は仕方の無いところでしょう。

食事も別途予約すれば朝食サービスくらいは受けられますが、メニューは軽食バイキング一択であることが多いです。夕食サービスは対応していないところが多く、1階部分にレストランが併設されていることはよくありますが別料金で、しかも営業していたりいなかったり…とあまりアテにはなりません。その代わりコンビニ弁当やジュース類の持込みは自由となっています。宅配ピザを注文すると部屋まで届けてもらえたりもします。

ルームサービスは基本的にありません。…が、唯一例外的にどのホテルでもマッサージサービスだけは必ずあって、夜中の12時近くまで受け付けてくれます。頼むと屈強な格闘系の筋肉オヤジが現れて、これでもか!…というくらいモミモミしてくれます。相場は都心を除けばだいたい1コース40分で\3500〜\4000くらいが多いと思います。




最近よく聞くバジェットホテルという名称


ところでビジネスホテルにも都市部のシティホテルに近い形態の高級路線から郊外型のモーテル形態の安価なものまで幅広いクラスがありますが、最近ではバジェットホテルという名称を良く聞くようになりました。これはビジネスホテルの中でもコストを極端に切り詰めて 「寝る以外の機能はカット」 という思い切った形態にしたものを指します。価格帯としては \5000 を切るような値段で宿泊できるようなホテルです。

筆者が宿泊した中で最も安価だったのは確か一泊 \3800 くらいでした。これでもバストイレ付の部屋で朝食にはトーストとコーヒーサービスくらいはあったので驚いた記憶があります。




意外に忘れがちな駐車場の予約(^^;)


その他注意すべき点として、特にクルマで移動する場合には駐車場の予約を忘れないようにしましょう。というのも、特に駅前立地のホテルでは公共交通機関の利用を想定して部屋数分の駐車場を確保していない場合が多いのです。

予約を忘れてしまっても、客である以上まさか到着してから 「やっぱり駄目です、お引き取り下さい」 などと言われることはありませんが、停めきれないクルマは近くの有料駐車場に回されることになります。これがまた、近いところなら良いのですが場合によっては数百メートル以上あっち…なんてこともあります。ホテルの敷地内に停められるかどうかで利便性は大きく異なりますので、ここは注意しておきたいところです。